スポンサードリンク

会計ワールドサイトトップ >現役経理マンの独り言  >> 会計士になるのも厳しいようで…
最近、会計士の方と話をする機会がありました。

不況の影響もあり、世間では資格をとってスキルアップ
し、自身のステータスを上げて行こうという意識の方が
多くなってきていますね。

かくいう私もその一人ですが…

公認会計士試験は、国家試験の中でも難関試験の
ベスト5には入るものです。

この試験に受かればもう安泰…

とはなかなかならないようで



株式公開企業や大規模公益法人は、会計監査を受ける事
が義務付けられていますが、この会計監査というのは
公認会計士しか出来ないとされています。

税理士では駄目で、公認会計士の独占業務なのですね。

しかし…

会計士試験に受かったら晴れて公認会計士になれる…
という訳ではありません。

試験をパスした段階ではまだ「会計士補」(今はこういう言い方
はしないようですが)と言って、つまり会計士の見習いでしか
ありません。

その後、3年間会計士について実務経験を積み、最終試験にパス
して、やっと「公認会計士」の資格が与えられます。

会計監査というのは先に述べた通り、公認会計士しか出来ません
つまり会計監査の実務経験を積むには、一般的に監査法人に就職
する必要がある訳です。

その監査法人への就職が最近厳しくなっているそうです。

国としては、試験制度を変えて会計士を多く世に出したい
ようですが、肝心の受け入れ先が門を狭めている状況の
ようです。

監査法人そのものも一つの企業ですから、試験合格者が増えたから
と言って、そう易々と受け入れる訳には行かないようで…

確かに、わが国の90%以上は会計監査の必要の無い中小企業で
占められている事を考えれば、独占業務と言えども市場規模は
あまり大きくないかなとも思いますね。

中小企業も監査を受ける事を義務付ければ…

でも私は大反対します。



スポンサードリンク

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔