スポンサードリンク

会計ワールドサイトトップ > >> 工業簿記の費目別計算〜材料費の副費について〜
材料費を計算する時に紛らわしいのが付随費用ですよね

材料費勘定に入れるのか他の科目にするのか?
はたまた、直接費なのか?間接費なのか?

迷いどころですが、押さえておくべきポイントは
発送費などの付随費用は材料費の中に入れるという事です。

このような付随費用の事を「材料副費」という言い方をします。

基本的には

材料副費は材料費に加えるという形になります。

しかし、材料副費というのは材料の流通の過程において以下の2つに分けられます。

1.外部材料副費
2.内部材料副費

以上に2つに分けられます。

外部材料副費というのは、外部の仕入れ先から自社の材料倉庫までの
運送費などになります。

買入手数料、引取り運賃、荷役費、移送中の保険料、輸入した場合の関税などの費用
の事です。

つまり、材料が企業に到着するまでの間に発生する経費のことですね。

一方

内部材料副費というのは、企業の内部で材料に関する購入や保管、運搬などに関わる経費の
事を言います。これは「材料取扱保管費」と言われたりもします。

これはつまり、材料が自社の倉庫に届いてから、整理されそして各製造現場に移動される
までの間に発生する経費の事ですね。

もう一度繰り返しますが、あくまでも基本は材料副費は材料費に加える
ということに間違いはないのですが、実際の製造現場では、内部材料副費の計算に
時間が掛かる場合があります。

そうなると、原価計算自体が遅くなってしまいますよね。

そこで、内部材料副費に関しては、一部を材料費に加え、残りを間接費とする場合も
あります。

実際の試験では、内部材料副費の一部を間接費に入れる場合は
そのように問題文の中で指示されます。

ですから、「材料副費は全部材料費だ」と早合点しないで
しっかり問題文を読むようにしてくださいね。




スポンサードリンク

kiaa1 at 13:28│Comments(0)TrackBack(0)clip!

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔